京都府立医科大学大学院 リハビリテーション医学
Department of Rehabilitation Medicine, Graduate School of Medical Science, Kyoto Prefectural University of Medicine
教室だより
附属病院からみた大文字送り火
当教室のあれやこれやを気ままにUPします。
学会参加記
さまざまな学会、セミナーへの参加期をUPします。
『第7回 日本リハビリテーション医学会 秋季学術集会』
2023年11月3日(金)~5日(日)に宮崎市で開催された「第7回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会」において
優秀ポスター賞を当教室の菱川法和(助教),桑原 彩(専攻医)がそれぞれの演題で受賞しました!!
今後もますます活躍してくれることを期待しています〜
障がい者スポーツとのかかわり
当教室ではパラスポーツの医療スタッフなどとして活躍している医師もいます。その活動の様子をここでご紹介します。
『パラスポーツの魅力』
河﨑 敬(平成17年卒)
私はリハビリテーション科医を“障害”と“運動”の専門家である、と考えます。障がい者のリハビリテーション治療の一環や健康増進の目的に英国でパラスポーツが誕生しました。その後1964年東京大会から初めて「パラリンピック」の名称は使用されました。このことから日本はパラリンピック発祥の地ともいえます。障がい者がスポーツ活動を行うのですから、スポーツ活動中の怪我に対応するだけでなく、パラアスリートが有する障害に精通する必要があります。そのため障害に精通するリハビリテーション科医とパラスポーツとの繋がりは非常に強いです。当教室でも陸上、アーチェリー、パワーリフティングなどの競技でチームドクターやメディカルチェック、大会帯同をしています。2022年東京パラリンピックでも教室員が現地で活躍しています。パラスポーツに興味がある、パラスポーツの医療サポートがしてみたい方はぜひ一緒に活動しましょう!
『第40回 大分車いすマラソン大会 参加記』
根本 玲(平成27年卒)
2021年11月20、21日に大分市で開催された第40回大分国際車いすマラソン大会に研究目的で参加しました。コロナ禍で昨年度は海外アスリートの招待は中止となっていたこと、また東京パラリンピック大会後で障害者スポーツの知名度が高まった中での開催であり、スタッフ、沿道観戦は盛り上がっていました。東京パラリンピック大会の金メダリストである、マルセル・フグ選手(スイス)やピーター・ドゥ・プレア選手(南アフリカ)、佐藤友祈選手(日本)から、タチアナ・マクファーデン選手(アメリカ)が出場しており、間近にレース観戦ができる貴重な大会でした。私は伊藤倫之先生のご指導のもと、車いすアスリートを対象とした運動生理学の研究を行っております。今回、日本パラ陸上連盟理事長の三井利仁先生、和歌山県立医科大学スタッフのご厚意のもと、出場者数名にデータを測定させていただくことができました。この場をお借りして、大変感謝いたします。今大会では、マルセル・フグ選手が世界新記録で優勝しましたが、そのトップアスリートのパフォーマンスは一際目立っておりました。
また、大分市内のリハビリテーション科医の先生方と交流し、リハビリテーション医学の未来について語り合い、障害者スポーツをさらに盛り上げていきたいと思いました。